〒080-8555 北海道帯広市稲田町西2線-11
帯広畜産大学
E-mail: masa@obihiro.ac.jp
1967年に、福井県小浜市生に生まれる。シリアにある国際乾燥地研究所(ICARDA)、京都大学大学院などを経て、2006年から帯広畜産大学准教授に着任する。専門は文化人類学。ユーラシア大陸の広域にわたって、牧畜や乳文化について調査研究している。特に、現地に訪ねていって、実際に自分の眼で見た観察を基に、乳加工の体系を理解したり、その特徴を把握したりしている。約25年間のフィールド調査の最大の成果は、乳文化の各地の事例研究をまとめ、仮説「ユーラシア大陸における乳文化の一元二極化論」を提起していることにある。
1978年に、ブルガリアのソフィア州ボテフグラッド市に生まれる。2006年に国費留学生として来日。日本とブルガリア両国において参与観察やインタビューなどフィールドワークに基づき、ヨーグルトの食文化をめぐって研究調査を行っている。日本の国際協力機構(JICA)、総合研究大学院大学文化科学研究科(国立民族学博物館)、関西学院大学非常勤などを経て、2018年から立命館大学食マネジメント学部で世界の食と経済、文化人類学、世界と日本の食文化、文化人類学からみた経済などを担当している。これまでの研究活動の集大成は、日本学術振興会の科学研究費補助金の交付を受けて刊行した単著『ヨーグルトとブルガリア―生成された言説とその展開』である。本書は、ブルガリアと日本を架橋するヨーグルトの諸言説を取り上げ、歴史的に生成されてきた経緯をたどりながら、ヨーグルトのナショナル・アイデンティティ化の過程を考察している。
Bulgaria, Sofia 1000, No6-А Moskovska street
E-mail: iefem.kancelaria@gmail.com
E-mail: sve_rakshieva@abv.bg
1959年にブルガリア・カルジャリKardzhaliに生まれる。ソフィア大学(St. KlimentOhridski)・歴史学部を卒業し、1982年に修士(民俗学)を終了した。1983年から1992年まで、国立ブルガリア民俗学博物館にて博士課程を学んだ。1992年、論文「ブルガリアの伝統的な移動ヒツジ飼養(ヒツジ移牧)Bulgarian traditional mobile sheepherding(533頁)」を提出し、博士の学位を得る。博士論文では、ブルガリアの民族集団毎に、15世紀から20世紀中期にかけての移動牧畜の形態を類型分類した。ブルガリアの移動牧畜は二つの類型に分類さる。一つはブルガリア系集団の移牧、一つはSarakatsans、Arumanians、the Yuruks系諸集団による遊牧である。2005年から国立ブルガリア民俗学博物館・現代民俗学部門(Current Ethnology department)の准教授となる。2008年から2010年まで主任(Chief curator)、2010年からは社会主義・ポスト社会主義民俗学部門の准教授・研究員となる。EUの文化ブロジェクトであるC.A.N.E.P.A.L. (Culture and Nature: The European Heritage of Sheep Farming and Pastoral Life)に、2010年から2014年まで参加した。
Bulgaria, Sofia, 6-A Moskovska street
E-mail: m_tarnovska@abv.bg
1970年にブルガリアのカーダリ市に生まれる。ソフィア大学歴史学部を卒業し、民族学で修士号を得る。1998年から2001年まで、ブルガリア科学アカデミー民族学研究所で博士課程として研究を続ける。博士論文は、『食物と栄養:物質と文化の間で(303頁)』と題し、工業化以前のブルガリア社会における栄養摂取規範や自然と文化の基本的考え方についての諸問題を取り扱った。博士号を取得後、国立ブルガリア民俗学博物館で学芸員として働き始め、歴史民族学部門のシニアアシスタントとなり、現在は准教授である。ブルガリアの食文化について研究を続けており、近現代から現代にかけての食物の日常生活における規範、儀式、特定食物の記号論および食物の神話論について主に研究している。
Bulgaria, Sofia 1000, No6-А Moskovska street
E-mail: ielka.mincheva@abv.bg
1964年にブルガリアで生まれる。ユリウス・フーチク写真大学(Julius Fuchik Special College of Photography)で写真撮影技術を1983年から1985年まで学んだ後、 ソフィア大学(St. Kliment Ohridski)・歴史学部に進学し、1994年に学士号を取得した。その後、国立ブルガリア民俗学博物館に就職し、科学情報文献部で画像アーカイブを担当する民族学者として勤務を続けている。ブルガリア少数民族、親族関係、メディアと報道、宣伝、伝統的建築、ベッサラビア系ブルガリア人、写真、民俗学、アーカイブなどに関心を持って活動を続けている。